ぷらっとホームMOKU（モク）

全ての「かたち」には意味があると考えています。設計に際しては「ものづくり」ではなく「ことづくり」を心掛けています。そして、多種多様な要望を整理しながら「ものを少なく、ことを単純に」し、「かたち」にしていきます。そこで過ごす方にとって「心地よい優秀な箱＝建物」を一緒につくり上げていくことが、設計士の仕事と考えます。環境をはじめコスト・耐久性・デザイン・工法などを含めバランスの良い建物づくりを目指しています。

木造住宅には欠かせない構造材、造作材、下地材に県産材を使用するのはもちろんのこと、県産材から作られる二次製品も積極的に取り入れ、これまでとは異なる建物への使い方を見つけ出していきたいと考えます。木材だけでなく、土佐漆喰・土佐和紙・瓦などの優秀な材料と技術を伝え、広めていくことも重要な課題の一つと捉えています。

店舗や施設づくりへの期待は膨らむと思います。ですが100％実現するのはなかなか難しいものです。どのように過ごしたいか、また過ごしていただきたいかを考えながら、箇条書きなどして整理し、設計士さんと相談しながら優先順位を見極めることが良いと思います。