中久万の家／株式会社風憬社

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工事種別
新築・木造
設計者
株式会社　風憬社　梅原佑司
施工者
有限会社　創栄工務店
階数
2階

PRポイント

2017年　LIXILメンバーズコンテスト2017 準大賞
2017年　第5回高知県建築文化賞　県民審査賞

〜2階に縁側のある家〜
敷地は交通量の激しい大通りから少し入り、坂を上った場所にある。北、西、南と住宅が密集し、東の道路側のみが開けた場所に家族４人の住まいを計画した。建物は8.1m正方形（4.5間角）の2階建てのボリュームにガレージの屋根となるバルコニー部分を付属させるシンプルな構成として1階はガレージ、玄関、クローク、寝室と子供室等の個室をメインに配置している。2階は4畳半の和室を中心として廻れる使い勝手の良い動線の間取りとし、屋根勾配を利用して2階の小屋裏に広い収納を設けた。
設計依頼時から施主の強い要望であった縁側をリビングからつづくデッキバルコニーで実現し、座れるように段差をつくった。この段差によって手摺高さの圧迫感が抑えられている。
軒の高さは出来るだけ低くし、街並に対して圧迫感のないよう配慮した。外壁は黒い弾性アクリル樹脂系の塗り材をコテ押えとし、桧の木色とのコントラストが美しく見えるようにしている。内部の床はナラのフローリングでスッキリとした表情の床とし、壁は調湿性に優れ脱臭効果もある自然素材で仕上げた。